鷗州塾 - 山口県お知らせ

山口県の関連情報

山口県の中学入試情報

山口県の中学入試は、国立大附属中学校、公立中高一貫校、私立中学校の中から、地域により人気の集まる学校が変わっています。

■岩国市周辺エリア
2027年より県立岩国高校が中高一貫化され、併設型の県立岩国高等学校附属中学が開校されます。これに伴い、高森みどり中学が募集停止となります。人気のある県立高校の中高一貫化で受験者数が増えることが見込まれます。入試は、いわゆる学力テストではなく、「適性検査」「作文(または自己表現文)」「面接」などを組み合わせた選抜方式が採用されています。適性検査では、国語的読解力や算数的思考力、資料の読み取り、課題解決力といった複合的な力が問われ、知識の暗記ではなく、応用力や論理的思考力が重視されます。立地から広島県内、特に広島市内の私立中学校(AICJ中学・広大附属中学・広島学院中学・修道中学・ノートルダム清心中学など)を志望・進学する生徒も多数となっています。

■山口市周辺エリア
国立の山口大学附属山口中学と私立野田学園中学があります。附属山口中学は「幼・小・中」がありますが、附属高校がありませんので公立中学進学者と同様に「高校受験」が必要となる中学校です。入試は「5科目(算国理社英)」と「集団面接(話し合い形式)」になっています。附属小学校からの生徒も他小学校からの受験生と同時に受験します。近年受験倍率は増加傾向です。
野田学園中学は中高一貫校で、専願入試は「算数1科目入試」(医進コース)「文章記述型・自己アピール型・セミナー参加型」(探究コース)と多岐にわたります。一般入試は学力試験の「国語・算数・英語」(医進コース)または「国算総合・作文」(探究コース)と「面接(保護者同伴)」で実施されます。医進コースの新設により受験を考える生徒も増加傾向です。
入試日程は、野田学園中専願は12月上旬、野田学園中一般は1月中旬、山大附属山口中は1月末土曜日または2月第1土曜日になっています。

■宇部市周辺エリア
宇部市内の中学入試は、慶進中学(共学校)、宇部フロンティア大付属中学(共学校)の2校に絞られます。慶進中学は中高一貫校になりますが、宇部フロンティア大付属中学は、中3から高1に上がるときに高校受験を選択することができます。そのため、高校からは地域のトップ公立高校などに進学したいという希望を持つ方が受験しているパターンが比較的多く見られます。受験科目は、慶進中学校は算数・国語・理科・社会の4科目受験となり、宇部フロンティア大付属中は算数・国語の2科目受験になります。また、慶進中学校は2026年度受験から、一般入試のみとなりますが、宇部フロンティア大付属中は、推薦入試と一般入試で2回、受験をすることができます。2校とも、難問は少なく、基本から標準レベルの問題をミスなく得点できるなら十分に合格点に到達することができます。
入試時期は、例年、推薦入試(宇部フロンティア大付属中)は年明けすぐに、一般入試は1月半ばから2月初旬に行われます。

■下関市周辺エリア
2027年より県立下関西高校が中高一貫化され、併設型の県立下関西高等学校附属中学が開校されます。人気のある県立高校の中高一貫化で受験者数が増えることが見込まれます。また既存校の下関中等教育学校もそのまま設置されますので、公立中高一貫校熱がさらに高まることが見込まれます。入試は、いわゆる学力テストではなく、「適性検査」「面接」などを組み合わせた選抜方式が採用されています。適性検査では、国語的読解力や算数的思考力、資料の読み取り、課題解決力といった複合的な力が問われ、知識の暗記ではなく、応用力や論理的思考力が重視されます。

山口県の高校入試情報

山口県の高校入試は、「公立高校入試」と「私立高校入試」の2本立てで構成されており、それぞれに異なる選抜制度とスケジュールがあります。特に公立高校は県内進学希望者の大多数が受験するため、制度をしっかり理解し、早めの準備が求められます。

■ 公立高校入試
山口県の公立高校入試は、「一般入試」と「推薦入試」の2つの方式があります。※R8年度より推薦入試は廃止され、新たに「特色選抜」が導入されます。https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/180/248445.html

推薦入試は2月上旬に実施され、各高校の定める推薦基準(学業成績、部活動、人物、志望動機など)に基づき選抜されます。試験内容は、面接が中心で高校によっては学校独自検査が課されます。
募集人数は各校で異なりますが、定員の約1〜3割程度を占めることが多く、倍率が高くなる傾向があります。調査書(内申点)や中学校からの推薦書も選考に影響します。
一般入試は3月上旬に実施され、県内すべての公立高校で行われる主要な選抜方式です。学力検査は国語・数学・英語・理科・社会の5教科で、それぞれ50分、50点満点で実施されます。加えて、調査書(内申点)と学力検査の結果を総合的に判断して合否が決まります。原則として、調査書の「学習の記録」と学力検査の成績は同等に取り扱われますが、学校・学科により比率が異なる場合もあります。
近年では、思考力や表現力、問題解決力を問う出題が増加しており、単純な暗記よりも「活用力」が重視される傾向にあります。特に社会や理科では記述式の出題が多く、過去問や記述対策を通じた実践力の育成がカギとなります。

■ 私立高校入試
山口県内の私立高校入試は、1月下旬〜2月上旬にかけて行われます。それぞれの高校で特進コース・普通科・商業科・スポーツ科など多彩なコースが設けられていることが多いです。
私立高校の入試は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科を中心に、学校によっては面接や作文が加わることもあります。専願(第一志望)と併願(公立併願)の制度があり、専願の方が合格しやすい傾向にあります。また、私立では特待制度が整っており、学力成績やスポーツ実績に応じて学費免除が受けられるケースもあります。

■ 対策とポイント
山口県の高校入試では、学力と内申点のバランスが重要です。調査書に含まれる評定(中学3年間の成績)や出席状況、生活態度も評価対象となるため、日頃からの学習姿勢や学校生活が問われます。一般入試に向けては過去問演習を中心に、弱点克服と時間配分の練習が必須です。
また、志望校の入試制度や配点、出題傾向をしっかり研究し、自分に合った戦略を立てることが、合格への近道となります。

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