大安寺中等教育学校合格体験記

  • 大安寺中等教育学校 合格
    大安寺中等教育学校
    庄内小 出身
    私は小5の夏に入塾しました。「よき敗者たれ」という理念にひかれ、鷗州塾に入ることを決めました。小5のころは、塾に行くのがとても楽しみでした。電車に乗って通塾していたのですが、当時の私はめったに電車に乗ることがなく、ドキドキしながら通っていました。最初はSクラスに通っていたのですが、模試でとても良い成績を取ることができ、塾がさらに楽しくなりました。小6になると、先生からSSクラスをすすめられました。SSクラスにはあこがれていたので、とてもうれしかったです。その時は、これかSSクラスで上位を取ろう、という気持ちでいっぱいでした。しかし、SSクラスの勉強はとてもレベルが高く、模試の順位もかなり下がってしまいました。特に落ち込んだのは算数と社会です。算数はもともと苦手で、SSクラスになると一気についていけなくなりました。また、社会は習っていないところが多く、とても苦労しました。この2つの教科には、受験直前になっても苦しめられていました。とはいえ、苦手な算数に少し自信がつく出来事もありました。夏休みにもらったテキストに、今までのさまざまな単元の解き方が分かりやすく解説されていたのです。間違った問題も、解説を読むことで理解できました。夏休みはとても大事です。秋から冬にかけては自分の欲との戦いでした。ゲームがしたい。テレビが見たい。さらに、学校の友達に遊びに誘われることもあります。それも断らなければなりません。そんな毎日が続いていると、勉強が嫌になってしまいました。皆さんの中にもそういった人はいるのではないでしょうか?その時私が、どのように気持ちを立て直したのか紹介します。2つあるのですが、1つ目はどれだけ志望校に行きたいかを考えることです。今、遊んでしまったら不合格になるかもしれない、という気持ちを持つのです。私は不合格だけは絶対に嫌でした。合格のためには、何が何でも合格してやるという強い意志が必要なのだと思います。2つ目は、受験が終わった時のことを考えることです。満足している自分を想像することです。「あの時もっとやれば良かった」という思いを残さないように。先生からの応援メッセージを読んでいた母が、泣いていたように見えました。そこに書いてあった言葉は「努力の記憶」です。私の中の努力の記憶が、母の中にもあるのです。これから受験する皆さんも、応援してくれる人、見守ってくれる人がすぐ近くにいるはずです。受験を終えた私は、「すべてやり切った」という思いでいっぱいでした。皆さんも悔いのないように頑張ってください。そして、この経験をさせてくれた両親と先生方に心から感謝しています。ありがとうございました。

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