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2021年05月07日

【動画】2021年度大学入学共通テスト《理科》



鷗州塾で理科を担当しております藤田と申します。
今回は、今年の共通テスト理科の傾向と今後の対策についてお話をさせていただきます。

まず、今年実施された共通テストですが、大きく3つの特徴がありました。まず1つ目は、身近な素材が取り上げられていました。物理ではダイアモンド・蛍光灯などが取り上げられ、それらを物理の現象から考察するという問題が出ていました。この辺りはセンター試験と大きく違っていると言えると思います。

2つ目は、グラフや表など、問題文の情報量が非常に多かったと言えます。リード文自体も、センター試験と比べて長くなっていましたし、表やグラフの数値を読み取って解答を導いていく必要がある問題も多くみられました。問題文の中には、対話文形式という新しい形式のものも出題されており、複数の情報をもとに考察していく力が求められました。

3つ目は、初見の問題が多かったということです。センター試験でも、過去に見たことがないな…という問題もありましたが、それほど多くはなかったのですが、今回の共通テストでは、初見の問題ばかりで構成されていて、問題集で解いたことがあるという問題は見られないという形式になっています。したがって、出された問題に対して、その場で自分が持っている知識を使ってどのようにアプローチしていくか、という力が求められた試験だったと言えます。

以上のことを踏まえて、共通テストで高得点を狙っていくためには、どのような対策をすべきでしょうか。
まずは、教科書の「実験」「探究活動」に目を通し、結果をもとに「そこからどういうことが言えるのか」「その結果が科学的な事象とどのように結びついているか」を考察していく、という習慣を是非身につけていただきたいと思います。この辺りの練習というのは、やはり初見の問題、特に情報量の多い問題に対処するためには必要不可欠となりますので、ぜひ実践してください。

そして、もう1つが「出題範囲の履修を早期に終える」ということです。これが非常に大事になってきます。もちろん、共通テストで出題される範囲というのは、基礎範囲、基礎でない範囲、いずれにせよ教科書の中から出題されます。履修については高校の進度によるんですけれども、だいたい高校3年間で学習することになっています。学校での履修自体が遅くなってしまう場合、演習時間を十分に確保することができません。確かに、実際に得た知識をもとに、答えが出てくるという問題も一部出題はされるんですが、それだけではなく、獲得した知識をどのように使っていくか練習が必要な問題が多く、その練習が非常に大切になります。そのために演習量を確保していくということが絶対に必要ですので、こちらを心がけていただきたいです。

鷗州塾では、年間のカリキュラムをこのように演習時間を多めに確保できるよう、履修自体をスムーズに終わらせて、だいたい秋口からは入試演習を開始し、冬休みには共通テストの予想問題を解くような期間を設けております。受講していただいた方は、毎年平均点プラス10点以上を確保されている方が多くいらっしゃり、実績も出ていますので、是非塾の授業も活用してください。

私からは以上となります。ありがとうございました。

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