広島学院中学合格体験記

  • 広島学院中学 合格
    広島学院中学
    五日市観音西小 出身
    「学校の勉強では物足りない」―小4になる時にそう思い、母に相談しました。母はすぐに、いろいろな塾に問い合わせてくれ、その中で一番相談に乗ってくれた鷗州塾に入ることになりました。僕は、勉強には自信がありましたが、初めての塾の宿題の多さには驚きました。宿題をこなすことで精いっぱいになり、サボってしまうことも度々ありました。それでも「勉強しているんだからそれでいい」と思っていましたが、初めての塾内模試の結果は偏差値38でした。順位は当然下の方で、ショックを受けました。しかし、「受験はずっと先なので、そのうち何とかなるだろう」と思っていました。その時、先生が「このままでは大変なことになる!」と少し怒って言いました。この時、僕は、父が「怒ってくれる人は真剣だからね」と言っていたのを思い出しました。「勉強していない僕に、先生は真剣に接してくれている」そう感じ、僕は心を入れ替えました。僕は勉強に対して本気になりました。次の模試までに教科書の演習問題を5回繰り返すことにしました。母もそばで手伝ってくれました。その結果、次の模試では総合20位以内に入ることができました。真剣にやれば結果が出る。それは大きな自信になりました。自信がつくと、さらに高い場所に行きたくなりました。そのために何をするか、と考えた時、僕は長所を伸ばすことよりも、まずは点数の取りこぼしになる小さなミスや勘違いをなくすため、問題をしっかり読むことを意識しました。ここは母が一番指摘した部分です。次に、苦手だった理科と社会は、模試前にテキストを6周しました。これは時間がかかるので、朝5時に起きて時間を確保しました。また、学校が終わってからお弁当を持って、塾の自習室を利用しました。とにかく繰り返して、テキストを塗りつぶすように勉強しました。算数は得意だったので、計算問題を頑張り、さらに伸ばしました。これは楽しかったです。ただ、国語だけはずっと点数が低かったし、文章も何が書いてあるのかなかなか分かりませんでした。それでも本をたくさん読んで、文章に自分を慣らしました。その結果、低空飛行だった国語の点数がようやく上がりだしたのは、小6の秋ごろでした。小6最後の模試で悪い成績を取ってしまいましたが、これまでやった努力が支えてくれました。少し落ち込みましたが、何が悪かったか分析し、さらなる努力をしました。ここまでくると勉強が楽しくなってきました。だから緊張もせず、本番の受験では良い結果が出せたのだと思います。僕は、受験を通していろいろなことを知りました。頑張れば成功すること。失敗は成功へと導く光であること。このことを生かして、将来の夢に向かって歩んでいきたいです。可能性を最後まで信じてくれた母、最後まで見守ってくれた先生、協力してくれた弟、時に厳しい言葉をかけてくれた父、みんなに感謝しています。ありがとうございました。

前のページに戻る