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2021年05月01日

2021年度 大阪市立大学二次試験講評《数学》

理系は120分で4題。分量・難易度ともに昨年度並み。

大問1は、数列の和と極限を求める問題である。標準的な問題のため、完答したい。

大問2は、正n角形に関する極限の問題。問3までは基本的な内容のため、確実に得点したい。問4の証明は、ある程度経験や知識が必要となるためやや難しい。

大問3は、切り口から立体の体積を求める問題。切り口から体積を求める問題は、塾のテキストに1つの単元として収録されているため、数学受講生が方針に困ることはなかったと思われる。計算も標準的な問題なので、完答したい。

大問4は、確率に関する極限を求める計算問題。問2では問題文で与えられた極限が使える形に変形できるかが、勝負の分かれ目になった。問2さえ突破できれば、完答は難しくない。

理系は昨年に引き続き4題とも数学Ⅲの内容が出題された。数Ⅲの割合がかなり高く、やや難易度の高い問題が多いため、標準的な問題を習得した後はある程度難しい問題も演習しておく必要がある。

文系は90分で4題。分量は変化なしだが、難易度は昨年度より難化した。

大問1は整数と数列の論証問題。問1から問3までは繋がっているが、問4は独立しているため、最後の問いまで目を通したい。

大問2は、確率漸化式の問題。確率漸化式は塾のテキストに類題が掲載されている。そのため数学受講生が問1、問2で困ることはなかったと思われる。

大問3は、通過領域の問題。通過領域の考え方、3次方程式の異なる実数解の個数の考え方が必要となる。

大問4は空間ベクトルの問題。やや計算量は多いが、標準的な問題のため完答したい。

文系は数学A、数学Ⅱ、数学Bからの出題であった。教科書にあまり載っていないが、入試で出題される確率漸化式や通過領域の問題について、対策を怠らないようにしたい。





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