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2021年04月22日

2021年度大学入学共通テスト《国語》

80分で大問4題、配点200点はセンター試験から変化なし、解答数は35から38へと3個増加しました。出題内容は、1月16日・17日と1月30日・31日ともに、センター試験の大半を継承した問題形式でした。特に、現代文を扱う第1問・第2問ともに、新傾向による設問が1問(枝問を含む場合あり)にとどまっている点、実用的文章が両日程で一切出題されなかった点は、次年度以降の学習に従来型の過去問演習が有効性を持つことの判断に繋がるでしょう。少なくとも、鷗州塾生は徹底したセンター試験(本試・追試)の分析と演習、入試直前期の新傾向問題対策を経て、十分に対応できたと考えられます。

次年度以降の問題形式について、ある程度、今回の形式を踏襲するものと予想できます。複数素材問題の出題など今後の懸念材料も大きいですが、国語学習の基本は 「①素材の文章を正確に読解すること」「②設問の指示を正確に汲み取り選択肢を選定すること」 という2点にまとめられます。そのため、現代文では良問ぞろいのセンター試験を題材として、20分の解答時間内で学術的文章や小説の文章を正確に読み取る練習を重ねることが有効です。

一方では、汎用的に機能するマーク選定のテクニックを、実力講師が担当する鷗州塾の講義を通して体得することが肝要です。古典科目では、従来と同様、古文単語・重要漢字・古文文法・漢文句法を早期に固め、鷗州塾の夏期講習会を存分に活用し「和歌修辞技法」や「漢詩」を短期的に完成させることで、早めに暗記分野での隙を埋めておく学習法が有効です。以下に、第1日程の各大問の講評をまとめているので、学習計画を立てる一助にしてほしいです。

《第1問》
香川雅信『江戸の妖怪革命』からの出題でした。問1の漢字はセンター試験と同形式でしたが、選択肢が1つ減っていました。問2から問4までは従来のセンター試験の問題に類似するものであり、傍線部の根拠となる範囲も広くないので標準的な問題だと評価できます。問5が新傾向問題で、「生徒の学習過程」に即して答えさせるものでしたが、鷗州塾の国語受講生は冬期講習会などで類似する予想問題を多く解いていたので、十分に対応できる範疇でした。全体としてはやや難化しています。

《第2問》
加能作次郎『羽織と時計』からの出題でした。大正期の心境小説の一節である文章自体は読みやすく、問題の種類も問5までは語句・心情・理由説明と、従来のセンター試験から大きな変化はありませんでした。問6では、当小説への評論家の批評を踏まえ作品全体を鑑賞させる問題が出題され、設問意図の把握にやや時間を要しました。各設問の選択肢は紛らわしいものが多く、全体としては評論同様やや難化したと言えます。鷗州塾の国語の授業では、心情読解のプロセスや小説特有の選択肢吟味法などを丁寧に指導するので、受講者は十分に対応できる問題だったでしょう。

《第3問》
『栄花物語』からの出題でした。歴史物語が出題されるのは25年ぶりでした。古文は試行調査においても有名出典が多いので、通り一遍の文学史知識を身につけておくと有利です。文法や敬語に関する独立した問題はなく、問5では和歌の解釈問題が出題されました。三首の和歌の解釈が要求される問題で、試行調査などでも見られなかった新形式です。問題形式の多少の変化はみられるものの、それはセンター試験の時代にも同様であり、古文の基礎知識と読解力を十分に身につけた鷗州塾の国語受講生は、動じず実力を発揮できたはずです。全体としてはやや難化していました。

《第4問》
欧陽脩『欧陽文忠公集』『韓非子』からの出題でした。問題文Ⅰは昨年のセンター試験同様に五言古詩が出題され、問題文Ⅱでは「馬を御する術」という同じテーマを扱った『韓非子』の文章が選定された。問題文章が複数化したのは第4問だけであるものの、問1と問2は字義・語義の解釈で、問3は押韻の問題、問4は書き下し文の選択と独立した知識問題も多かったため、受験生もある程度対応できたのではないでしょうか。漢文全体の難易度は標準でした。漢詩の出題がこの2年続いており、押韻などお決まりパターンの問題での失点を防ぐことや、基礎句形や重要漢字などの知識習得を徹底できれば、漢文は短期間で高得点源となる「おいしい」科目です。

鷗州塾高校部の国語受講生平均は、全国平均よりも「24.2点」高い!(2021年度入試)


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