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2020年08月07日

大学受験で勝つ!高校生のための理科の勉強法[広島]

勉強に不安を抱えている高校生は多いのではないでしょうか?大学受験の勉強方法について、鷗州塾高校部が教科別に解説しています。受験生である高3生はもちろん、高1・高2生の皆さんも、ぜひご覧ください。
今回は理科です。

大学受験で勝つ!高校生のための勉強法
理科

物理・化学・生物の夏の勉強法についてお話しします。


高校1年生の方は、高校生になって学習内容が中学よりぐっとハイレベルなことをやってきていると思いますから、まずは1学期の内容の復習をしっかりしてください。学校の教科書や、塾で受講されている方は塾のテキストなど、普段使っている教材で見直しをしましょう。定着度合いについては、教科書傍用問題集を使ってどれくらい理解できているかのチェックを必ず行いましょう。


高校2年生の方は、まず高校1年生と同じで、1学期内容の復習をもちろんしてほしいんですけども、高校1年生から理科の授業がスタートしている場合は、この時期だとかなり忘れている内容もあると思います。基礎の大事なところを高校1年生で習っているはずですから、その内容の復習は完璧にしておきたいところです。2年生の内容だけではなくて1年生の内容もしっかりと復習をしましょう。


高校3年生の方は、志望校がほぼ確定をしてきていると思いますから、まずその志望校で実際どういった問題が出るかということを把握しておくことが一番大事になります。この時期なので、過去問を解いてもまったく歯が立たないということも当然あると思いますが、解けるようになるというよりは、まずその志望校で、どういった問題が出ていて、どういう難易度なのかということをチェックしておくこと、これが本当に大事になります。1年分だけでもいいですから、まずは解いてみて、実際に自分がどれくらい解くことができて、どこが足りないのか、どういう問題がよく出てくるのか、そういった単元のチェック等をして、頻出問題を中心に取り組んでいきましょう。


具体的にどのあたりを重点的にやるべきかですが、『物理基礎』については、まず「力学」が最優先です。これはもう当然ながら皆さん力を入れるところだと思いますが、加えて「波」です。 波動のところも差がつきやすい単元ではあるので、苦手意識を持たれている方は確実に基本から勉強しておきましょう。


『物理』については、理系の方は共通テストを『物理』で受ける方多いと思いますが、やはり最優先分野は「力学」です。ただ力学でも、後半の「円運動」とか「単振動」といった少し難解な内容を含んだところは、やはり時間をかけてしっかり取り組まないと難しい問題が出ることもありますので「円運動」や「単振動」を重点的に対策をしておきましょう。そしてもう1つの柱として大事なのが「電磁気」です。現役生は結構苦手にしている方が多いので、ここは夏休み中に基本からじっくりと取り組んでいただきたいと思います。
『物理』の勉強をする際は、必ず「力学」を中心として問題文の状況を正確に把握する上で、図を描くということを常に意識をしながら、単に公式を覚えるだけではなく状況に応じて図を描き分けて解いていくという流れで勉強を進めてください。


化学については、文系の人は『化学基礎』を受けると思いますが、『化学基礎』については高校1年生または高校2年生の時に扱ったと思われる理論化学の「物質量」(mol:モル)と「濃度」が、計算問題では柱となるところですから、しっかりと取り組んでください。それを使って、さらに「中和」「酸化還元」という理論化学の化学基礎の後半の内容の計算問題等にも取り組んでいただきたいと思います。


『化学』では、差がつきやすいと言われているのは理論化学の一番最後に履修をすることになる「化学平衡」です。平衡というのは独特の近似という考え方を使ったりするところで非常に難しい内容が含まれていますから、夏休みを使ってじっくりと考え方を養ってください。もう1つの柱は、「有機化学」です。これは理論化学と並んで非常に配点が高いところになりますから、図説などを使って、物質の色とか特徴を視覚的に理解をしながら取り組んでいただければと思います。
『化学』については、無機化学や有機化学といった物質のところは図説を補助教材にして、実際に目で見て情報を取り込んでいくということが大事です。理論化学については、各単元ごとに計算の解法というのは決まっていますから、頻出問題を使って、速く正確に解けるように演習をしていってください。


主に文系の方が使われると思いますが、『生物基礎』では、「恒常性」「ホルモン」「免疫」といった重要単元がありますので、ここを夏休み中にしっかり用語だけでなく、内容を理解できているかまで、確認しておきましょう。


『生物』は後半に出てくる「遺伝」「遺伝子」といった高度な内容を含んでいる部分がありますから、遺伝の計算等は苦手な方も結構いるので、夏休み中にきっちり取り組んでください。 『生物』については暗記という意味合いが非常に強いイメージがあるんですけれども、実際に生物用語を覚えておくだけではなく、内容を理解し、自分の言葉で説明ができるようにしていくことが一番大事になります。


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