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2022年01月11日

大学入学共通テスト「情報」について

2022年(令和4年)4月時点で高校1年生である生徒が受験する、2025年(令和7年)1月実施の大学入学共通テストから、教科として「情報」が新設され、科目として「情報Ⅰ」(試験時間:60分)が出題されます。「情報」は、現行の科目「情報関係基礎」「簿記・会計」のように、教科「数学」の中に取り込まれる形ではなく、独立した教科として扱われます。経過措置として、浪人生には「旧情報(仮)」が出題され、学校で「社会と情報」「情報の科学」のどちらを履修していても不利益が生じないよう、必答問題と選択問題に分けて出題されます。なお、現在出題されている科目「情報関係基礎」「簿記・会計」は出題されなくなります。

今後の流れ
2022年度中には、各大学が共通テストの利用教科・科目を公表する予定です。主要大学が合否判定などに「情報」を使用するかどうか、また傾斜配点をするかどうかが注目されます。

サンプル問題

サンプル問題『情報』 問題(1.17MB) ※令和3年3月24日一部訂正
サンプル問題『情報』 訂正紙(75KB)
サンプル問題『情報』 正解表(88KB) ※令和3年4月16日一部訂正
サンプル問題『情報』 訂正紙(104KB)
サンプル問題『情報』 ねらい(193KB)
【出典】大学入試センターホームページ「令和7年度以降の試験に向けた検討について」より

第1問と第2問は現行の「情報関係基礎」の問題に近く、第1問では、サーバやプロバイダ、PDCAサイクル、画像データの量子化、IPアドレスなどの語句について問われており、一部、2進数についての計算が必要であるものの、情報に関する語句の解答がメインでした。また、第2問は比例代表選挙の当選者数を決める疑似コードについて、コードの穴埋め、その結果得られる数値の穴埋めが出題されました。第3問は数学Ⅰの「データの分析」に近い出題形式で、サッカーチームについて、1試合当たりの得点やショートパスの本数などについて表計算ソフトにて分析した内容が表示され、ヒストグラムや散布図の読み取り、四分位数や標準偏差、相関係数の理解が問われました。

【参考】
大学入試センターホームページ「令和7年度以降の試験に向けた検討について」
東京大学ホームページ「大学入学共通テストの『情報』に関する要望」

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